アメリカの山岳消防隊の実話ベースの映画、オンリー・ザ・ブレイブ。
主人公はジャンキーだったけど、恋人の妊娠をきっかけに山岳消防隊へ入隊。
海兵隊のようなしごき、お育ちがお世辞にも良さげには見えない仲間達に囲まれながら成長。
やがて彼らに運命の山火事がやってくる・・・と、いうお話。

火事の映画といえば、古くはビル火災のパニックムービー、タワーリング・インフェルノ。
同じく消防士をメインにしたバックドラフトなどが真っ先に浮かびます。
どちらもノンフィクションということもあって、お話の見せ方が上手で飽きない展開が特徴。

対して本作のように実話ベースの話だと、まず事実ありきなのでお話が動かしにくいのかなあと。
特に前半の人間ドラマの部分は冗長にも思え、自分としてはクライマックスの山火事にもう少し時間を割いて欲しかったですね。

俳優陣の熱演、リアルな消火装備は悪くなかった・・・が、オチも暗く、自分は不完全燃焼な気分になってしまったという。
まあ、タイトル通り、山火事に立ち向かった人たちの勇気は称えられてしかるべきだとは思いますけどね。